nirefusaのブログ

減酒に取り組む夫と生きていくことを決めた妻のブログ

夫婦で食事を別々にしてみたら

夫婦で食費を折半して、それぞれが好きなものを食べるようにして2日が経った。私は完全に分けるつもりでいた。冷蔵庫にあるものにはそれぞれ名前を書いて、、、みたいな。

しかし夫は2人でコミュニケーションをとりながらダブらないようにしよう、と言っていた。。。

それでは私の1つ目のストレスが減らない。まず第一に調味料の管理だ。夫はとにかくマヨネーズ とオイスターソースとからしをよく使う。私は月に1度くらいしか使わないから、買い出しの前に残りをみるくらいだった。だから夫に「ないよー」と言われるたびに、そんなに早く使い切るかね。と思うし、責められているような気持ちになる。それがなくなるのは大きな喜びだ。調味料が足りなくなっても自分のせい。それは徹底していこうと思う。今までだって明らかに無駄遣いのしすぎだったし。

2つ目は食べられないものを避けなくて良いことだ。夫は歯肉炎で硬いものが食べられなくなっていることも多い。今日、自分のためにお惣菜コーナーに行って、春巻き食べたいなーと思ったら、普通の春巻きと、たけのこいっぱい春巻きというのがあった。夫と食べるなら普通の春巻き一択だけど、私は本当はたけのこいっぱいが食べたい。

今日はたけのこいっぱい春巻きを買うことができた。それだけで幸せだ。

相手のことを思って食材を買うのは喜びであり、面倒でもある。今日買い物をしていても、「あっこれ好きそうだな」とか、自分が食べたいものより夫はどうかな、という考えが先に浮かぶ。

でもこれからは自分の食べたいものを食べて良いのだ。いつまで続くかわからないけど。

夫婦で食事を別々にとる

これまでは私が食事を作り、食費の管理もしていた。そのことに対して夫は酔ったときは激しく、素面のときにも不満をもらしていた。たとえば、肉が硬いとか、量が多いとか。それにうちは2人ともシフト制なので、一緒に食べられるのは夫の出勤前であることが多く、時間の管理も上手ではない夫は、何時にごはんにするか聞かれるのも急かされるようで嫌そうだった。逆に私は夫が何時に食べるか決めてくれないことに準備ができないイライラや、こっちはお腹空いてるけどそっちの都合に合わせてごはん食べずに待ってることがわからないのかー!とイライラしていた。

夫はしょっちゅう歯周病で歯茎の具合が悪くなる。歯茎の調子によって食べられるものも変わってくるが

、そんな細かいことは私にはわからないし、仕事から帰ったらこれ作る、と事前に決めないと生活も回っていかない。そんなこんなでとうとう夫から、「もう食事わけよう。食費もわけよう」と言われた。

言われたときには寂しかったけど、食費の管理もギリギリでそのことにも不満がたまっていたので、きまってしまえば肩の荷が降りたようでスッキリした。

私の母はとにかく食事さえとれていれば、という生活の中心が食でまわっている人だった。

そのせいもあって私も食事に固執していたのかもしれない。家では料理しないんですーと言っている人のことは気にならないけど、自分がそのセリフを言うことはできなかった。食事作らない代わりになにかすごいことやってないといけないような気がして。。。

実際食事をわけてみると、私はサラダとか、パンとか好きなものが食べられる。夫はもう生野菜が食べられないと言っていた。歯の関係で。それを聞いたとき、この人と毎日ごはん食べるのきついな、と思った。もうそんなストレスがない。今までの食費を2人で折半したのだから好きなものを食べていいのだ。

そして依存症の家族あるあるの、「自分の好きなものがわからない」から脱する良いチャンスな気がしている。夫に合わせているうちに自分は何が食べたいのか、食事を作る時間が浮いたら何がしたいのか、わからなくなっていたと思う。

夫は今日は出勤前レトルトの親子丼を食べていた。私は歯応えのあるものが好きだから、今まで見向きもしなかった食材だ。夫は今まで歯茎の痛みに耐えて私の作ったものを食べていたんだろうな。

変なこだわりを持っていたのは私で、主婦としてーとか、女としてーとか思っていたけど、お互いの状況から合理的に考えることが思いやりであり、共働きの鉄則なんだろうなーと気づいた。

結局は本人が決めることだけど

昨日は夫は仕事が休みで週に1度の量を気にせず飲める日だった。私が仕事から帰ってきたときには寝ていて、19時くらいに起き出したけど、お酒は抜けているようだった。一緒に飲みに行く?と言われたけど、このご時世で居酒屋に行くのも嫌だし、家の前のほとんどお客さんがこないお鮨屋さんならいいけど、1人で行っておいで、と言った。すると夫は1人で出かけて、イヤホン忘れた、と言ってでかけてすぐ帰ってきた。そして、家の前の鮨屋さんやってたよ。行く?と言われた。私は行きたい気持ちがあったので、結局一緒に行った。 コロナのせいもあって久々の外食だったのですごく美味しかったし、お酒も飲んだ。楽しかった。 私はどうしたいんだろう。2人でこれからも楽しく飲んでいきたいのだ、本音は。そして夫も1人より2人の方が飲み過ぎないのだろうし、1人で飲んでいると寂しさからからんでくるような気もする。 断酒にこだわりすぎて、それができない罪悪感にさいなまれるのは私のやることではない。 でも夫を飲ませるような行動はやってはいけない。節酒からの断酒ってできるものなのか?良い酒飲みになりたいなんて馬鹿げた考えは捨てるべきなのか?自然の流れに任せたらアルコールに負けてしまうのか??結局すっきりできないのは私だけ?私はどう行動したら良いのだろう。結局満足にお酒が飲めれば飲み過ぎることは少ないのは事実で、それは良いことだと思っている私たちがいる。 人生とは未完成ならば、これもこれでありなのかもしれない。。。

時代が変わったのかもしれない

10年以上前、まだ結婚する前に夫は友人とラーメン屋で飲んでいて、他のお客さんとケンカになりケガをさせてしまい警察に連れて行かれた。結局、正当防衛が認められたのか前科や金銭も発生していなかったと思う。まだ私も若かったので、はっきりしたことはわからないが、身柄引受人がいればすぐに帰れるということで、私が警察へいき、身柄引受人になった。その時警察のおじさんに「ちゃんと見張ってなきゃダメだよ。別れちゃったから知りませーんとかだめだからね」みたいなことを言われ、まだ付き合いたてだった私は「はい」と目を輝かせて言ったことを思い出す。 そして3年前の警察沙汰のときは引っ越しをしていたので、所轄の警察が違っていた。夫はもちろん警察へ、そして私は病院へ。そのあと警察で事情聴取?のような感じで色々聞かれたけど女性警官が対応してくれた。警察の人はみんな口をそろえて「自分の身をまず守って」と色々なアドバイスをくれた。 もちろん私が被害者という立場だったので、そういってくれたのかもしれないが、今思い出しても、最初の警察で言われたことは「警察に面倒かけるなよ」で、最近の警察の方は「何かあったら警察に言ってね」というスタンスだったように思う。時代が変わったのか、地域差なのか、今回の警察の人たちには本当に救われた。この人たちの手を煩わせてはいけない。もう迷惑かけないようにしよう。って思えた。

夫もまたその家族だったということ

夫の父親は出会ったときにはすでに他界していたけれど、一緒に自営業の事務を30年以上していたおばちゃんからお父さんの話はたくさん聞いていた。地元では有名な呑兵衛だった、というかその頃は高度成長期真っ只中で、御神輿とか好きな人や居酒屋が多い地域だったので、彼のお父さんに限ったことではなく、飲める方がかっこいいみたいな時代だったんだと思う。お母さんは昔から体が弱く、入退院を繰り返していてすでに他界している。お父さんも夫と同じ酔い方のようだ。どちらかというと飲んで怪我したり、ケンカしたり、いわゆる酒乱タイプ。そして肝臓は強いので健康診断にもひっかからない。お父さんは最終的には脳梗塞になって何年も介護が必要になった。お酒の影響はあったのだと思う。そして若い頃は飲まなかった夫はそれを間近でみて、居酒屋に迎えにいったり、ケガをすれば病院へ連れていったりしていた。お父さんが寝たきりになってからは介護をしながら、自分がお父さんのかわりであるかのように近所で飲み歩いていたようだ。飲み屋からしたら大事なお客さんが減ってしまったのだからその息子さんがきてくれるのはありがたかったのだと思う。飲まないとやってられないストレスもあったのだろう。そして何より、夫自身がアルコール依存症の父親をもつ家族であるという大前提に気づくのである。

褒めることでもないらしい

私は断酒というと「もう今日からきっぱりやめます!」みたいなイメージだったので、それができないことでたくさん夫を責めてきた。でも、今節酒や休肝日を取り入れているところをみると、節酒を経て断酒という道もあるのかな、と思う。前は断酒のつらさに共感したくて「私も甘いものがまんしろっていわれてもできないよ」とか言ったりしたが「ダイエットとかそういうこととは全然違う」とかえって苛立たせてしまった。私はほどほどに飲めるので、途中でやめることができない気持ちがわからない。きっと気持ちの問題じゃなくて、突き動かされているんだとみていて思う。今禁煙もしていて、パッチを貼っているけどそれも大変そうだ。禁煙も何回も挑戦してはまた吸い始めるの繰り返しだったけど、今回は落ち着いて取り組んでいるように見える。話を聞いてほしいときはちゃんと聞いて、それ以外は余計なことを言わない。そんなことが私にとっては難しい。 https://kurihama.hosp.go.jp/hospital/section/genshu.html

2日間の休肝日

夫がここ2日間コーラを飲んでいる。時々思い出したように休肝日を取り入れている。 私は前は「すごいねー」とか、褒める一方で、「本当にやめちゃうの?やめられるの?」みたいな、やめてほしいようなやめてほしくないような反応をしていたような気がする。 そして、夫の飲酒量には干渉しないと決めてから初めての休肝日。1日目はノーリアクション。2日目は夫から、「2日もお酒抜いてるから身体は軽いんだけど全然寝れないんだよね」「お酒抜けば体調良くなるってわかってるのに何で続かないんだろうね」と言われ、「うーん、身体で何が起こってるんだろうねぇ。」という曖昧な答え。正解がわからない。それは私が心の底からやめてほしいと思っていないことが根本にあるんだろう。休肝日をうまく取り入れて、ほどほどの量にできるのならそれに越したことはないと。。。甘さなのか、それも1つの道なのか。。。