nirefusaのブログ

減酒に取り組む夫と生きていくことを決めた妻のブログ

夫婦で食事を別々にとる

これまでは私が食事を作り、食費の管理もしていた。そのことに対して夫は酔ったときは激しく、素面のときにも不満をもらしていた。たとえば、肉が硬いとか、量が多いとか。それにうちは2人ともシフト制なので、一緒に食べられるのは夫の出勤前であることが多く、時間の管理も上手ではない夫は、何時にごはんにするか聞かれるのも急かされるようで嫌そうだった。逆に私は夫が何時に食べるか決めてくれないことに準備ができないイライラや、こっちはお腹空いてるけどそっちの都合に合わせてごはん食べずに待ってることがわからないのかー!とイライラしていた。

夫はしょっちゅう歯周病で歯茎の具合が悪くなる。歯茎の調子によって食べられるものも変わってくるが

、そんな細かいことは私にはわからないし、仕事から帰ったらこれ作る、と事前に決めないと生活も回っていかない。そんなこんなでとうとう夫から、「もう食事わけよう。食費もわけよう」と言われた。

言われたときには寂しかったけど、食費の管理もギリギリでそのことにも不満がたまっていたので、きまってしまえば肩の荷が降りたようでスッキリした。

私の母はとにかく食事さえとれていれば、という生活の中心が食でまわっている人だった。

そのせいもあって私も食事に固執していたのかもしれない。家では料理しないんですーと言っている人のことは気にならないけど、自分がそのセリフを言うことはできなかった。食事作らない代わりになにかすごいことやってないといけないような気がして。。。

実際食事をわけてみると、私はサラダとか、パンとか好きなものが食べられる。夫はもう生野菜が食べられないと言っていた。歯の関係で。それを聞いたとき、この人と毎日ごはん食べるのきついな、と思った。もうそんなストレスがない。今までの食費を2人で折半したのだから好きなものを食べていいのだ。

そして依存症の家族あるあるの、「自分の好きなものがわからない」から脱する良いチャンスな気がしている。夫に合わせているうちに自分は何が食べたいのか、食事を作る時間が浮いたら何がしたいのか、わからなくなっていたと思う。

夫は今日は出勤前レトルトの親子丼を食べていた。私は歯応えのあるものが好きだから、今まで見向きもしなかった食材だ。夫は今まで歯茎の痛みに耐えて私の作ったものを食べていたんだろうな。

変なこだわりを持っていたのは私で、主婦としてーとか、女としてーとか思っていたけど、お互いの状況から合理的に考えることが思いやりであり、共働きの鉄則なんだろうなーと気づいた。