アルコール調節障害について 2
夫婦そろってお酒を飲むって最高じゃん?みたいになっていた私たちは、毎日近所の飲み屋で泥酔してはケンカというか、体力的に夫が勝つので私は常に被害者だった。
その当時は自営業も赤字がひどくなっていていて、このまま続けてもいつかはだめになるとわかっていながら辞められなかった。もちろん私は他で給料を得ていたので、私の収入で暮らしていたようなものだ。
今思えば、お酒に逃げずに経営と向き合っていれば、もっと迷惑をかける人も少なくて済んだのだろう。
でも常に酔っていた夫には冷静に考えるひまはなく、世間知らずで変にポジティブになっていた私もいつかビッグなチャンスがやってくる、みたいな考えがあった。
本当は追い詰められていたのに、虚勢だったんだと今なら思う。
周りの人にうまくいっているかのように取り繕うのはアルコール問題を抱えている証拠だ。
自己啓発本に逃げて、謙虚が大事とかいいながら、本当に傲慢だったと思う。
心理学の本を読んだり、彼は心の傷があるから、とか他の原因を探すことばかりで、明日自分はどう行動するか、ということが考えられなかった。私もお酒に逃げていたのだと思う。