不妊治療とアルコールの問題
夫がアルコールにどっぷりだったころ、正直に言って、性生活はほとんど不可能だった。
なので、結婚以来、いわゆるレスに近い状態だった。
私は34歳までに出産しないなら子どもはいらないと言っていたし、今住んでいるマンションもこども禁止だ。だから私の中ではこどもはあきらめたつもりだった。
それが色々あって今不妊治療をしている。
アルコール依存症の症状に性的に不能になるということがある。
もちろん夫はそれを私に女らしさが足りないからだ、等々とにかく自分のせいではなく、私を責め立てていたので、私はもともと低かった女性としての自信をさらに失くしていった。
まだ私は女としてやれる!という自信があれば離婚に踏み切れたのかもしれないが、そうはならず、ただただ女としてはもう終わりだな、と思って生きていた。
性生活を持つようになったのが先か、子どもが欲しいと思ったのが先か今ではわからないけれど、夫婦にとって性生活の復活はアルコール依存症の回復のしるしのような気がしている。2人で前に進もうという共通の目標というか、また飲み過ぎれば不能になることは目に見えている分、良い緊張感があるのかもしれない。今は何の結果もでていないのでそこまでしか言えない。