言葉を字面通り受け取るのは優しさか
THISISUSにも、不妊治療にも関連する話になる。
私には姉がいて、今はパートで事務をやっているけれど、保育士の免許ももっている。
結婚して15年経つがこどもはいない。夫婦のイニシアチブは完全に姉が握っている。
こどもどうするのーという話は15年前からしているけど、7−8年くらいはピルを飲んでいて、
その後は自然に任せたが結局できないまま40歳を越えた。
姉のだんなさんはこどもに関して「どっちでもいいよ」「姉の好きな方でいいよ」というスタンス。
姉は姉で、「うちは毒親でこどものころの楽しかった思い出がないからこどもが欲しいと思わない」
と言い続けていた。
でも傍からみて、姉がこどもに執着があるのは明らかだった。
親戚の子どもをみては、保育士風(1年しかやってないのに)を吹かせて色々言ってたし、なんだかんだ長女だから親や親戚の期待も私よりだいぶ背負っていたと思う。
私は仕事人間だったし、夫の年齢とか、自営業だったことからこどものプレッシャーをそれほど感じずにきた。
確かにうちの姉妹は、結婚しても良いことないとさんざん言われてきたせいで、
「素敵なお嫁さんになりたい!」とかいうタイプではない。
ここでの違いは夫の出方なような気がする。
私は結婚したいと思っていなかったけど、結婚したら、私結婚したかったんだな、と気付いた。
きっとこどももそうな気がしている。欲しいという気持ちが無意識にはあっても意識化できていないか、
自分のプライドみたいなものが邪魔してる。みたいな。
でもきっと夫はそれもわかった上でこどもが欲しいと言っているような気がする。
夫の本心でもあり、私のためでもある、みたいな。
ここで姉のだんなさんのように「好きにしていいよー」と言われていたら、
きっと不妊治療はしていない。
そういう意味で夫は私より私のことをわかっている部分があるんだろうな、とTHISISUSをみて思ったりしたのである。